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DMTFとThe Green Gridが電源及び空調に関して連携

DMTFとThe Green Grid は、長期にわたり アライアンスパートナ の関係にあり、データセンタと電源と空調の課題について共同で取り組んでいます。この成果には、DMTFのRedfish ® に含まれる予定のデータセンタインフラストラクチャ管理(DCIM)のための電源と空調のスキーマが含まれます。The Green Gridは現在行っているDCIMプラットフォームに関する取り組みにおいてDMTFの確立された管理技術を活用していく計画です。

DMTFの会長であるジェフ・ヒランドは、以下のように述べています。「集中化が進むITインフラの管理において電源と空調の効率化は重要な課題です。Redfishの目標はデータセンタ内の全ての要素を管理するためのソフトウェア・デファインド・データセンタAPIの標準を発行することであり、これらの新しいスキーマに関して、ITとデータセンタの資源効率化に関して世界規模で取り組んでいるコンソーシアムであるThe Green Gridと共同作業を行うことで、これまで単一のオープンな業界標準では達成し得なかったソリューションと最適化が可能となるでしょう。」

The Green Gridの代表であるロジャー・ティプレイは、以下のように述べています。「DMTFとの強固な協力関係によって、The Green Gridのメンバ企業の専門家たちがDMTF Redfishの電源と空調設備のスキーマの定義に協力しています。これらのスキーマによりDCIM製品の包括的なデータセンタ管理能力が向上します。DMTFと共に、データセンタ設備の目録管理、監視、構成管理、及びライフサイクルにわたる保守のためのより一貫性のある設備管理インタフェースを提供していきます。」

DMTFのRedfish ® は、最新のスケーラブルなインフラストラクチャを簡単かつ安全に管理したいというエンドユーザの期待に応えるべく設計されています。オープンな業界標準仕様およびスキーマであるRedfishは、顧客が既存のツールチェーンに統合して使えるようRESTfulインタフェースを定義し、JSONペイロードを定義し利用しています。

The Green Gridの Redfish API活用プロジェクト では、RedfishのRESTサービスに基く管理インタフェース、Redfishに整合するデータ定義とスキーマを用いた設備の表現の例、及びRedfish REST APIを使ったツールが提供できる価値の分析やアルゴリズムの評価、を含むアーテクチャの参考記述となる規範的な勧告を開発中です。

第一段階の作業中のスキーマは、DSP-IS0005_0.1a - Redfish DCIM Artifacts として公開レビュ中です。DMTFの技術提出及びフィードバックポータル 経由でどなたでも提案やコメントを提出することができます。

Redfishについてもっと詳しく知りたい場合には、ここ をクリックしてみて下さい。開発者の方は、全てのファイル、ツール、コミュニティからのサポート、教育資料などRedfishを使うために必要な詳細な技術資料をワンストップで提供している Redfish Developer Hub を訪れてみて下さい。

The Green Gridの電源とRedfish API 作業部会のDCIMシステムのベストプラクティス開発に参加するには、是非The Green Gridに 入会 下さい。